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PNC TJ1635 97-001, 3 Pages, 1997/03
硝酸セリウム水溶液を噴霧熱分解して得られた酸化セリウム顆粒(H8-1H8-6)及び他の方法で作製した粉末(H8-7)を、成形特性、焼結特性の観点から以下の測定により評価した:顆粒粉末のSEM観察、熱重量/示差熱分析、成形時の圧密特性、成形体の気孔径分布、焼結挙動、焼結体破断面のSEM観察。顆粒粉末のSEM観察では7種類の試料は4つのグループに分類された:第一グループH8-1、2、3、第二グループH8-4、第三グループH8-5、6、第四グループH8-7。このグループ分けは成形体の気孔径分布、焼結体の焼結挙動および微構造にも当てはまった。熱重量・示差熱分析では800まで重量の単調な減少が観測されたが、熱分解反応等を示すDTAピークは観測されなかった。圧密特性評価では3800kgf/cm2までの加圧で成形体の密度変化に編曲点を示すものと示さないものの二種類が観測された。噴霧熱分解顆粒より作製した成形体の焼結挙動は全てH8-7に劣り、その中で第三グループが良、第一グループが中、第二グループ(H8-4)が下の成績であった。H8-7を除くグループにおいて、1600一時間の焼結で得られた最高密度はH8-6の6.19g/cm3、RD:84.8%であった。微構造観察では、焼結後も顆粒内の気泡に起因すると思われる大型の気孔が多数観測された。高圧成形(3800kgf/cm2)されたペレットは焼結による到達密度が通常圧で成形されたペレットより大幅に向上した。
辻 宏和; 大橋 雅夫*; 竹村 誠洋*; 中島 甫
JAERI-M 92-148, 132 Pages, 1992/10
将来の原子炉出口冷却材温度1000C級の高温ガス炉の開発に備えて、その高温構造用部材としてNi-Cr-W系の新合金の開発に取り組み、既に最適と考えられる化学組成の提案を行った。この新合金の開発目標の一つに原子炉の熱交換器用伝熱管(外径32mm、厚さ4~5mm程度で長さが7m以上)の加工が可能であることが挙げられている。そこで、最適な化学組成と考えられるNi-Cr-W合金を工業規模(2000kg)で溶製し、熱交換器用伝熱管を想定した継ぎ目無し管の試作を行い、この合金の加工性の確認を行うとともに継ぎ目無し管の最適固溶化熱処理条件を調査した。その結果、以下のことが分かった。(1)ここで開発中のNi-Cr-W系の新合金は、熱間加工性、冷間加工性ともに継ぎ目無し管の製造が可能な特性を有している。(2)固溶化熱処理温度を1230~1240Cとすると、結晶粒度ASTMNo.2~3が得られている。